T-3b 国東半島峯道ロングトレイル T-3 を歩く 2015/1/11


三島神社の鳥居を潜りおりて右折し、急なコンクリート舗装をのぼると貯水タンクがみえる。この手前から山の中の道へと進む。

杉林の中の瓦礫の道を歩いてのぼる。長安寺へ通じる昔の参道か、生活道路か、まるで石畳のようにもみえる。
寒かった体が一瞬で汗ばんでくる。

坂を登り切ると「田原地峠」の標柱に到着。 出発地点から約2km、時間で1時間。ただ今10時。

ここから長安寺までは、1.5km程。大きな上り下りはない比較的平坦なコース。


道の上に、小さな石祠があるのを見つけて上ってみた。そこには、石碑の橫に石碑とみられる石が転がっていた。石碑には、「昭和二十七年三月屋山鳥居ヨリ浦野桃コウヤ大石ニ至ル延長千二百米総工費百二十万円ニテ仝二十九年五月竣工ス」と刻まれていた。

長安寺に到着。左へのぼれば長安寺の奥の院だが、通行止めになっているので、長安寺からのぼってください。


遠くにみえるのは、ハジカミ山と尻付き山、


長安寺の標柱

長安寺
六郷満山の中山本寺で、養老2年(718年)に仁聞菩薩によって聞基されたと伝えられる古刹。

六郷満山を統括していた西叡山高山寺が平安時代に衰退したのに伴い、鎌倉時代に入ると六郷満山の100以上の寺院を統括する地位を占めた。安貞2年(1228年)の『六郷山諸勤行並諸堂役諸祭等目録』(『太宰管内志』所収)目録では、長安寺を指して「惣山」と記されている。

六郷満山の中山は修行のための寺院であるが、長安寺は、鐘楼門跡から延びる参道の両側に坊と田畑が並んでおり、寺と坊とが一体となった六郷満山の中山寺院の原型をよくとどめている。

所蔵している木造太郎天及二童子立像は、明治に入って神仏分離が行われるまでは、この寺の背後にある六所権現社の主神として祀られていたもので、国の重要文化財に指定されている。木造太郎天は榧の一木造りの立像で、胎内に銘があり、大治5年(11300年)に作られたこと、本地仏が不動明王であることなどが分かる。

19枚の銅板法華経は、ともに国の重要文化財である。  Wikipedia
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